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プロトハウス通信 - Stedsans[ステッドサンス]-

プロトハウス事務局から贈る〝住まいは人生を変える最高の道具〟というメッセージ。 


by protohouse

映画日和

本日は仕事の次に好きな映画について。忙しい毎日ながら映画だけはなんとか時間をつくって通ってます。一番のお薦めは休日の朝一の上映(その後充分時間がとれる!)。よほどの話題作でないかぎり観客もまばらです。仄暗い館内のシートに一人身を沈めていると日頃の喧騒も忘れすっかり心が落ち着きます。以前は洋画専門でしたが、最近はもっぱら日本映画。以前は斜陽気味だったのがこの頃の日本映画界、なかなか活発で本当にうれしい限り。日本人のDNAにすりこまれた繊細な感性を表現できるのはやはり日本映画ならではですね。それではこの頃観たなかからお薦めの3本を。

「蝉しぐれ」。
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ご存知、藤沢周平の傑作です。江戸時代の東北の下級武士の息子を主人公に日本人の気高さ、日本の美しい風景、そして生きることの切なさを見事に描いてくれました。主役の文四郎演じる市川染五郎の殺陣も美しいです。さすがは歌舞伎役者。(実は時代劇好き。人情味あるし、昔の町並みや建物や風景見れるし、チャンバラも見れるから。)
しみじみしたい方にお薦めです。

「春の雪」
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こちらは三島由紀夫の傑作。時は大正、貴族社会を舞台に破滅へと運命づけられた悲劇的な愛の物語。この映画の見所はなんといってもその映像の美しさ。建物や大道具、小道具、衣装等々本物を集めたというだけあってどれもこれもその美しさにうっとり。照明やカメラワークも実にgoodでした。
滅びゆく美しいものにうっとりしたい方にお薦めです。

「ALWAYS 三丁目の夕日」
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そしてこちらは東京タワーが建設中だった昭和初期。携帯もパソコンもTVもなく今ほど便利でも裕福でもなかったけれどみんなが未来を夢みて前に向かって進んでいた頃のおはなし。これはとにかく役者がうまいです。うけます。2時間泣いて笑っての超エンターテイメントです。見覚えのある昭和レトロのグッズも懐かしくて涙もの。(昔はよかったなー。)
日常をしばし忘れてすっきりしたい人にお薦め。

以上、いかがでしょうか。
by norikon23 | 2005-12-17 14:21