晴天の下、祝詞奏上の声がゆっくりと響き渡りました。
今、コロナウイルスの世界全体の感染者数は300万人を超えつつあります。
それでも、ニュージーランドでは感染者数の低減が目標に近づいたとして外出規制の緩和へと確かな一歩が踏み出されたようです。
ニュージーランドでは感染拡大の初期段階からアーダーン首相がリーダーシップを発揮して、なんと「コロナ根絶」を目標に掲げた厳格な政策を展開。世界中から注目を集めていました。
そこにあったのは、ニュージーランドの多くの国民とアーダーン首相との間における明確な信頼関係です。
この信頼の力は大きいと思います。
危機に直面した時にこそ、普段からの準備と客観的な想像力、さらに冷静な行動力が求められるもの。
もちろん、感染させない&感染しないためには、人との接触を避けることが最も効果的な方法ですから、慎重の上に慎重を重ねる努力が必要です。
しかし一方で、〝自宅から外出しない〟という行動を第一に実行しつつ、可能な範囲において、想像し得る限りの工夫をした上で経済活動を維持していく努力も必要ではないでしょうか。
これは自助努力ですが、日本という国の迷走する施策の下では、独自の視点で、新たな出口を切り開く必要があると判断するからです。
テレワークやリモートワークと呼ばれる働き方も自助努力の一つです。
私たちの家づくりにおいても、ITなどを活用して、そのようなリモートワークを実践していくのが、これからは当たり前になるでしょう。
(今後もアフターコロナではなく、ウイズコロナの時代が続くと想像できるからです。)
それでも、どうしても現場に足を運ぶことが必要になることがあります。
その一つが地鎮祭。
「ここに家を建てます。工事の安全も込めて、神様よろしくお願いします。」という思いを、建主さんや設計者、工務店が一堂に会して共有する場です。
ここでも〝リモート地鎮祭〟も想定できます(それもアリです)が、
今回は敷地が広く、周囲の隣人との接触機会も減らすことができると判断し、ソーシャルディスタンスを確保しつつ執り行われました。
この地鎮祭の間中、
「完成する頃にコロナが一定程度落ち着いていてくれれば良いのだが、」
と参加者の誰もが心の中でそう希求していたはずです。
木造住宅の現場は、上棟時を除けば、基本的に棟梁一人にプラスして加勢の大工一人程度というケースが多いもの。
それが家づくり現場の特性ですから、
その特性と今回の〝曲者ウイルス〟との噛み合わせを考慮して、現場進行に一工夫、さらに二工夫を加えていくコロナ仕様の現場段取りが必要になっていきます。
そこには、設備関係の職人にも時間差施工を心がけていただくなどの配慮も重要です。あの手この手を使って、感染防止の徹底を進めていければと思います。
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