5.5坪の平屋をハーフビルドするプロジェクトがいよいよ地鎮祭を迎えました。
神道ならば地鎮祭と言いますが、この日はご縁があって仏式での儀式。起工式ということになります。
お天気はあいにくの雨。
それに感謝するように「雨降って地固まる」と参加者の誰もが口を揃えます。
時折嵐のように雨風が強くなるときがあっても、白いテントの中で
起工式は厳かに進められるのでした。
大きな和蝋燭が目を引く祭壇。
赤い漆器の三方の上にお供物を置き、茶器にはお茶をいれてあります。
花瓶には建主さんが用意した花が生けられていて、現地のランドカバーのように生い茂っている
水仙の白い花が真ん中に置かれました。
その手前にあるのが焼香台。ここで香を炊くのです。
法衣をまとった若い禅僧の読経の野太い声が清々しくあたりに響きます。
左肩から脇に流れる泥色の袈裟が優美です。
ちょっと前までは古家もあり、樹木もまだかなり残っていました。
今では古家も解体され、危ないブロック塀も撤去されました。
ここまでスッキリとしたのは建主Hさんの頑張りがあったからこそです。
さすが、ハーフビルドに挑戦しようというだけあって、Hさんのバイタリティには
目を見張るものがあります。
起工式にはご近所の方々もお越しいただき、庭でとれた柿や蒸した芋をご馳走になりました。
5.5坪という小さな小屋のような住まいなので、棟上げから完成まで急ピッチで
進むことになります。次回は、その工程を可能な限りレポートしたいと思います。
自分で施工するということは、自分で修繕できるということ。
これからの家づくりでは、そんな部分もまた多く取り入れることが求められるような気がしています。
コトコトとスープを煮込むように、この家づくりは前に進んでいくように思います。
そんな手応えがあったからか、宗像大社の近くにあるこの場所ではそんなことを想像するほどに
時間が止まっているように感じるからなのか、『コトコトの家』と名付けてみました。
本当はそれ以外にもこの名前で呼びたい理由があるのですが、それはこの家が完成した時に
お話します。それは建主Hさんの人生そのもののようなお話です。
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