糸島の森プロジェクトの家が棟上げを迎えました。
2022年 08月 21日
天候不順な気象が日本各地に豪雨や猛暑をもたらしています。
九州北部地方は雨も少なく穏やかな方ですが、それでもここ最近は突然の集中豪雨に
イベントの開催なども順延になることが多く、
なんとも不安定な日々がつづいています。
そんな中、基礎工事を終えておりました糸島の森プロジェクトの家が
晴れて、棟上げを迎えることができました。
スケールの大きな平屋なので、棟上げも3日がかりの計画だったのです。
ヒヤヒヤしたこの3日間。棟上げスタートの初日が、
なんと土砂降りに見舞われてしまいました。
が、翌日からの奇跡の2日間で、見事に棟があがったのです!
地上に根をはるようにドカッと突き出た頑強なアウトリガーで車体を支えながら、
柱や屋根材などを持ち上げて大工さんたちの構造組み立て作業をサポートする
大型クレーン車も、この数日間、現場に据え置かれたままです。
施工をお願いしている筑羽工務店さんの、凄腕の棟梁さんたちが何人も
屋根に登って、棟上げは進みます。初めて棟上げを見る方にはわかりにくいこと
なのですが、長年、筑羽工務店さんとお付き合いのあるわたしからしたら、
顔馴染みのベテランばかりなので、この現場にかける秦社長(秦さん)の意気込みが
ヒシヒシと伝わってくるほどです。
このプロジェクトがスタートするという手応えを感じた段階から、
実施図面を担当していただく建築士だけでなく、秦さんにもアドバイスをもらいながら、
建物の構造的な安心安全性を第一に考えてきました。
なにしろ宇宙から降りてきたような〝面白いデザイン〟をごくごく自然に描いて
しまったので、それを現実の立体として建物にしていくには、
豊富な経験と知識が不可欠。しかも一方では予算も頭に入れておく必要があります。
だからこそ、構造の組み方に並々ならぬアイデアのある工務店と、
モダンな意匠設計が得意な建築士というプロジェクトチームを結成する必然性が
あったのです。
建物本体の形は、なんと六角形です。
意図的にではなく、ご要望を形にしていくと、自然にそうなってしまいました。
まさに宇宙から降りてきたとしか言いようのない空間デザイン。
空撮写真を見ると、そのスケールと自然環境との融合が手に取るようにわかります。
上棟式では、筑羽工務店さんならではの「博多祝いめでた」で最高潮を迎えます。
建主さんやそのお友達のご参加もあって、まさにめでたいお祭り仕立ての上棟です。
幸福や幸運が重なり合う六角形の建物。これは水の結晶にも通じているそうですが、
宇宙に向けて何かのメッセージを伝えているようです。
こんな不思議なデザインを宇宙からいただいたことに、心より感謝いたします。
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