コヤキチは切妻屋根をしています。
その三角形の形状は、そのまま室内にもつながっていて、天井も三角形。
そこに木を貼りました。
長手方向に〝遠近法を彷彿とさせる〟貼り方で、木目が美しいのです。
マットレスを敷いたロフトからの眺めですが、いかがでしょう?
なんとも、バランスのとれた奥行き感のある風景。
ここは寝室にもなる、とっておきの場所です。
薪ストーブを炊いていると、かなりの熱気が天井に上がってきます。
熱気は上に、冷気は下に。
ご存じのこの原理を、このロフトでは体感することになります。
そのまま熱気を溜め込んでいては、とても〝寝室として使える空間〟には
ならないので、ロフトには小さな窓を設けています。
その小窓を開けて、天井付近に溜まった熱気を外に逃すのです。
それを怠ると、ロフトを寝室として活用することはできません。
人の体はちょっと冷やしてあげないとうまく寝付けない。
この原理が働くからです。
この2つの原理との戦いというか、調節と言えばいいのか、
それがなかなか難しいというのが正直なところです。
すっかり春めいてきたこの頃では、食事時くらいにはストーブに薪を入れる
のをストップしないと、ロフトにはいつまでも熱気がこもっているので
就寝時間になってもとても寝付けるような温度帯になってはくれません。
先日、なかなか熱気が抜けないので仕方なく小窓を開けたまま眠ってしまったら、
さすがに明け方に体が冷えてしまい、ちょっと風邪気味になってしまいました。
喉がカラカラ。舌の上が干上がってザラザラとしていたので、唾液を無理やり口の
中にかき集めるようにしながら「うわ〜、風邪ひいた?」と反省しきりでした。
ロフトから下を見ると、そこはリビング&ダイニング&キッチン。
コンパクトにすべてが揃ったミニマム空間です。
この空間の距離感。ここに恐怖感があるようではロフトを使いこなすことはできません。
ただし、万人の方にもっと安心感を持ってロフトを活用していただきたいので、
この距離感を恐怖感に直結させないようなアイデアも〝実戦的に〟考えています。
コヤキチは実験空間でもあるので、次から次に新しいアイデアが湧いてくるのです。
そのアイデアはこの7坪タイプのコヤキチを〝バージョンアップ〟したケースと、
15坪タイプのコヤキチにも採用を考えていて、ご来場いただいた方には、
実際にコヤキチ体験をしていただきながら、そのアイデアをお伝えしています。
経験は未来への入り口です。
体験して、その知識をベースに想像して、未来の自分の生き方をイメージするのです。
三角ロフトの壁にはレセップ照明。
相性がとても良いの思うのですが、いかがでしょう?
いや〜、三角ロフトは実に楽しいのです。
さて、3月の『森のコヤキチ体験会』後半のご案内です。
下記日程にて開催予定です♪
● 由布の森「coyakichi(コヤキチ)」体験会
日時
3月25日(土)11:00〜16:00
3月26日(日)11:00〜16:00
場所 大分県由布市湯布院町川西1750-140
※Googleマップにて「coyakichiモデルハウス」でご検索ください。
※お車の方は現地手前にあります共同駐車場をご利用ください。
※開催に関しましては、随時サイト、SNS等にてご案内させていただきますので、
事前にご確認いただきますようよろしくお願い申し上げます。
久住自然公園の中の6万坪のくぬぎの森の一画にある「coyakichi」。
ぜひお気軽にお越しください。
詳細につきましては下記宛お問い合わせください。
メール→coa@protohouse.net
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