壁塗り見学&完成プロトハウスの家
2006年 03月 27日
建築巧房の高木さんの3年越しの内覧会に行ってきました。高木さんの住宅を見せて頂くのは今回が初めて、しかも新築ではなく竣工から3年後の見学会とは・・・さすが高木さん。
なんとこの住宅、偶さかここが美しい赤土の大地であったため、ここの土を使おうという趣旨のもと作られたとか。外壁やタタキや天井仕上げ・・・風化した状態をよしとされていたお施主さんに対し、こだわりの左官職人さんから塗り替えたいとの申し出があり、今回の赤土塗りなおし会となったそうです。
職人さんのすばらしい手さばきに・・ついつい見とれてしまいました。

あのこだわりの左官職人Hさんのお仕事ぶりを拝見できて・・感動。

塗り直したばかりの赤土の外壁はちょっと濃い目の桜色。青空とのコントラストはため息ものの美しさ。

土と木と紙で創られた家の手ざわりは・・・記憶の底に眠っていた感覚が甦るかのよう・・。

美しく朽ちながら趣をましていく自然素材の家・・高木さんの創られる家には日本人ならではの「侘び寂び」の美学が貫かれているようでした。(陰影礼賛派のわたしには・・感動の一日。)
翌日・・壁塗り会を見学いただいたお客様からぜひ高木さんに家づくりをお願いしたいとのご連絡が・・。こちらにも感動された方がいらっしゃいました。・・今後が楽しみですね。ありがとうございます。
翌日は、先週に続き熊本へ。本日は矢作昌夫さんデザインのU邸がついに完成、オープンハウス開催です。
矢作さんらしいすかっとした外観。わいわいがやがや・・・とってもにぎやかですねー。

リビング。こちらもすごい人です。大半が矢作ファンの皆さんです。

矢作さんのお施主さんはとっても仲良し。すでに竣工済みの方、進行中の方、これから始める方・・普段矢作さんのブログを通じてお話されてるだけにオープンハウス会場はさながら同窓会状態?みなさん陽気で気さくな方ばかりでとっても楽しそうでした。(うちのお客様にも久しぶりにお会いできました。)こんなにたくさんの方に愛されるなんて建築家冥利につきますね。

将来のカフェ計画にそなえキッチンは業務用を・・これはまさに厨房。

広々リビングはスイッチひとつでシアタールームに・・天井に埋め込まれたスピーカーで音響ばっちり・・うらやましー。

オープンハウス終了後は料理の達人のご主人手作りのごちそうが運ばれ宴の準備が・・。地元はもちろん東京、福岡、佐賀、大分・・とたくさんの方が集まったにぎやかな一日でした。明るく元気なuさんご夫妻のまわりにはこの家を核としてこれからもたくさんの方達が集まってくることでしょうね。本当におめでとうございました。
