もしあなたの目の前に「自由」と書かれたウッドデッキがあるとしたら
2024年 07月 17日
キャビンを手に入れることで、人生が変わる。
きっと、そんなワクワクとした予感がするのだと思います。
雨の中、公共の交通機関に３時間以上も揺られてコヤキチにご来場いただいた
方とお話しているときに、ふとそう感じました。
大分県由布市湯布院町にある南由布の森。
湯布院インターから車で12分の場所にありますが、ここまで足を運んでいただく方と
深く話し込んでいると、自然にその方の人生との向き合い方が伝わってくるのです。
頭を使い、体を動かし、時を惜しんで今を生きる。
その方の心の中ではすでに
キャビンスタイルな生き方が動き出しているようで、
目の輝きが半端ありませんでした。
この日にはもう一組ご来場があったのですが、
不思議なもので、この雨の日にご来場いただいた方々は同じような境遇の只中に
立っていらっしゃいました。
自分は“時を惜しんで”すぐにでも自分の人生を生きたいのに、
いずれもパートナーが“そこまでの気持ちになっていない”という状態。
このような場合には、たいがい、
転勤があることや仕事が忙しくてそんなことを考えている時間がない、
という理由があるものです。
今まで経験した他の事例では、
過去の失敗談からなかなか抜け出せずに、新しい人生をはじめる
ワクワク感の中に素直に入っていけない、という方もいらっしゃいました。
ただこれも、今という瞬間には、必要な時間なのだと思います。
そんな時には、哲学やスピリチュアルで言うところの“今を受け入れ、今を手放す”という感覚で
自分の心の物差しをしっかりと胸の中で“意識的に”感じ、
その状況に一喜一憂せず、客観的になって、
気持ちを広々と保つようにすればいいように思います。
長いこと“一生でいちばんのお買い物”である家づくりに携わっていると、
いろんな境遇、いろんな価値観の中でお悩みの方からのご相談を受けることも
多いのですが、いずれの環境にあっても、自分の気持ちさえ“必要な場所、必要な時間に身を置き、
自分の人生を生きる”という意識状態にあれば、
きっと素敵な生き方につながっていくように思えるのです。
パートナーとのこの時間の使い方も人生のレッスンの一つですが、
ここで一つ、
人生の見通しをよくするためのトレーニングをご案内します。
クイック＆ダーティでお考えください。（私の実践するインクルーシブデザインのやり方です）
あなたの目の前には大きなウッドデッキがあって、その上の木のテーブルに「自由」と
書かれていたとします。自由に使って良さそうですから、何でもできそうです。
私などはシンプルに「小商いができそう」とひらめいてしまいました。
さて、あなたなら何をしますか？ どんな小商いをはじめましょう？
例えば、雑貨店などはいかがでしょう？
（これはたたき台です。私は図面を提案する際にもまずはたたき台をご提案して、頭の柔軟体操を
楽しんでいただきます。頭の中で、雑貨店をあなたの好きな○○○に変えてみてください）
本格的にではなく、一日雑貨店でも、週末雑貨店でもいいのです。
『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』（ジュリア・キャメロン）です！
人生の選択は自由。
フリーマーケッ形式（あなたの○○形式を編み出して！）にしてしまえば、
仕入れや経理、売上の反響や開店準備などとそこまで深く考える必要もありません。
ちょっと“いい加減”でいいのです。
誰かに遠慮する必要も、何らかの言い訳も要りません。
妄想ですから、大袈裟に考える必要なんて全くないのです。
頭の中を遊ばせるだけ。
その遊びのスペースを誕生させるだけでいいのです。
考える前に飛べ！と言いますが、もし頭の中に自由なスペースができるようならば、
そこから現実の世界に飛び出し、風と遊ぶように、日々の楽しみを一つだけ
見つけて気軽に実行してみてはいかがでしょうか。
コヤキチのモデルハウスがある南由布の森にはカフェやドッグランや
キャンプ場やパティスリー、ピザ屋、蕎麦屋まではあって、
みなさんそれぞれ自由に自分の人生を楽しんでいらっしゃいます。
まさにキャビンスタイル！ ワクワクが止まりません。
お隣の敷地で建築中のコヤキチ８では内装工事が進み、
壁には、室内の快適な温熱環境を担保する可変透湿シートが貼られていて
いよいよ仕上げへと進行しています。
木製サッシの窓枠にも柾目の杉が貼られ、これから外壁の板が貼られていきます。
森の仲間と盛り上がり「ここでショートフィルムのフェスなんかできたら面白いかも！」
ということになって、ただいま制作中のショートフィルムをそのプレイベントで
発表できるかも？と連想し、いろんなところで全てが“つながっているのだあ”と
実感しながらワクワクしています。
この連想も、頭の中のフリースペースで行っているだけです。
けれど、環境が整えば、きっと必要な人やモノたちがまだ私の見知らぬ世界から登場し、
この連想や妄想も必ず現実のものになることを、経験値として私たちは知っています。
プロトハウス事務局 桑原あきら
※Googleマップにて「coyakichiモデルハウス」でご検索ください。
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