
企画したのは『3minuts.film festival in 南由布の森』です。
3分間で今の時代を映し取ったショートフィルムを公募し、
受賞作品を選定してそれを上映しようというもの。
告知は公募ガイドさんのwebに掲載していただいただけでしたが、
32作品の応募があり、初めての試みということもあって選定に際しては葛藤もありました。
それでもFESの主旨である『希望があること』という視点から2作品を選び、
5月31日のイベントの前夜祭で授賞式と上映会を開催。
その翌日の6月1日は森の中に点在する5つのハウスシアターで
それぞれ上映会とその会場ごとで異なる催しを行いました。
前夜祭での上映会。会場は森の中にある「保護猫フォレスト」さんです。
森のクヌギで製作したトロフィー。ブロンズならぬウッズです。こちらもあまり告知していなかったので、本当に人が来るかな〜と
ちょっと心配していたのですが、次から次に人がやって来て、当初のイメージ通り
森の中を散策しながら5つの上映会場を人々が歩いていく、という結果になりました。
まさに『森が一つにつながっていく姿』がそこにあったのです。
各上映会場では、カフェ「森の交茶店」さんでの珈琲&軽食をはじめ、
料理研究家のマフィンや本格パティスリーのお菓子、ジュエリーや雑貨、
ドライフラワーなどを販売。各店ごとに個性があるので、
来場された方も楽しんでいらっしゃるご様子でした。
面白かったのは、受賞作とは別に3つの上映会場でオリジナルのフィルムも
上映されたこと。中には30分にも及ぶアニメーター(娘さん)のアニメ作品を上映された
会場もあって、この森に暮らす人が映像大好きなことが今更ではありますが
実感できました。ちなみにそのアニメ作品、驚くほどの完成度。将来の深海監督?
かと思える仕上がりでした。
今回の上映会場となったハウスシアター5棟のうち4棟はコヤキチでした。
だから『6月1日はオールコヤキチ見学の日』と銘打ったのですが、
コヤキチ以外のもっと多くの方が参加してそれぞれのハウスシアターで
カフェや物販、ミニイベント、料理教室などなどそれぞれの得意分野での集客を
図りながらイベントを推進して行くというのが理想形だと考えています。
コヤキチは「こんなに小さな空間でも上映会やカフェができるよ!」という
ミニマムな空間使いのシンボルであって、その町や森全体が一体となったコミュニティづくり
ができれば最高だと思います。
イベントの内容そのものも、いろんなタイプがあっていいと思います。
森の仲間と一緒に思いついたのがたまたまショートフィルムであって、
それが絵画や写真など他のアートやお料理やガーデニング、
家具づくりなどでも良かったと思います。
ただ、私自身がかつてプロモーションビデオのディレクターなどをしていたことが
あったり、共に企画を考えた森の仲間が元々は写真家ということもあって、
映像制作には一定の理解があったので、今回の企画になりました。
要は、その場所に暮らす人が得意技を発揮できる企画にしていけば、
外注費に頭を悩ませることもなく、気軽にコミュニティづくりのイベントが
企画できると思います。
それにもう一つ肝心なことがあります。
今の時代は『何かを表現したい!』と思っている人がたくさんいるということ。
ほとんど告知していないのに32作品もの応募があったことがそれを証明しています。
そんな〝表現者〟たちとつくるイベントでコミュニティづくりを推進していく。
それって、大勢の人たちの人生に触れることになるし、すごく充実した楽しい
時間を生きることにつながると思います。
『キャビンスタイル』を謳うコヤキチのテーマは〝森とつなぐ家づくり〟です。
たとえ都会に暮らしていても森暮らしを感じていただけるようなデザイン、素材、
温熱環境をご提案したいと活動しています。
ローカルな木材を構造や外壁、床材に使った木の家は、それだけで気持ちいいものです。
南由布の森にコヤキチを建てたのは、
そのイメージを具体的な家づくりを通して情報発信できると想像していたから。
今ではそんなコヤキチがこの森の中に4棟建ち、今も5棟目が建築中です。
今回の『3minuts.film festival in 南由布の森』は、森のコミュニティが一つに
つながっていく姿を、それぞれのハウスシアターを歩いて移動しながら体感できる
イベントだったと思います。
大きなテーマは『つなぐ』なのだと感じています。
森とつなぐ
家族とつなぐ
未来とつなぐ
地域とつなぐ
世界とつなぐ。