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プロトハウス通信 - Stedsans[ステッドサンス]-

プロトハウス事務局から贈る〝住まいは人生を変える最高の道具〟というメッセージ。 


by protohouse

秋月へ

HPの新しいーナー「コーディネート日和」の開設準備のために「モノづくり人」を訪ねる旅に。訪れたのは土蔵の白壁や古びた格子が昔懐かしい気分にさせてくれる山あいの静かな城下町秋月。まずは手漉き和紙工房の「筑前秋月和紙処」さんへ。やさしい笑顔で迎えてくださったのは4代目の井上賢治さん。(奥の工房ではお父様が一枚一枚丹念に漉きあげていらっしゃいました。)井上さんは同じ秋月の家具や陶芸の若手の作家仲間と一緒に展示会を開催されるなど勢力的に活動中。強靱で優美な秋月和紙は水墨画や水彩画、書道用としてはもちろん最近では住宅やショップの壁紙としての需要も少しづつ増えてきているとのこと。(完成したプロトハウスの家でも和室の壁紙にこだわりの和紙を使ってる家が増えてます。)なかでもおもしろかったのがいろいろなあるものを混ぜこんでつくられた和紙!その詳細や工房については新しいコーナーでご紹介してまいりますので乞うご期待を。
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工房の裏手にはこんなすばらしい風景が。昔の武家屋敷後だそうで、きれいな水が流れていました。今でも町家スタイルの家の中は小川が流れているそうですよ。

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次ぎに訪れたのは秋月焼きの陶芸工房「橘窯」さん。こちらの2代目の伊藤環さんとは以前面識があり3年ぶりの再会でした。大阪芸大を卒業後、京都や信楽で経験を積まれ郷里の秋月へ戻られ創作活動中。古伊万里を彷佛とさせるやわらかであたたかみのあるシンプルな磁器や日本庭園に飾る大きな灯ろうなど作品も様々。以前購入した器使ってますよと写真をお見せしたら「こんなの作ってたなー。」と懐かしんでいらっしゃいました。建築にも昔から興味がおありとのこと。やはり作家だけあってこだわりには並々ならぬものが...。「ぜひプロトハウスでお願いしますね!」と宣伝も怠りませんでした。こちら詳細ももうしばらくお待ちください。
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夕食はもちろん伊藤さんの器を使わせていただきました。今夜のメニューは

かぼちゃとじゃがいもの煮物  うなぎ丼 冷やしソーメン かつおのたたき野菜サラダのせ
トマトスライス ポテトサラダ きゅうりの酢のもの・・・この3品と奥のそば猪口が伊藤さんの器です。
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by norikon23 | 2005-07-31 22:50