福岡通信0205
2008年 02月 05日
個性豊かで美しく、良好な景観を形成する建築物を表彰する 「県美しいまちづくり建築賞」 が発表されました。
今回大賞に選ばれたのは松山将勝さん設計(施工/安成工務店さん)の完成プロトハウスの家の「須崎の長屋」。
近世博多の町割りの風情を残す間口3m、奥行き20mという昔ながらの町屋のスケールの狭小地に建つ3世代7人の大家族のための住宅は・・・奥深い空間の中心に階段があり、空間が連続しながらもプライバシーが確保されているというまさに現代町屋スタイルの家。
当時、設計・施工ともにかなりご苦労をされた物件だけに感慨もひとしおですね、おめでとうございました ♪
九大USI機構開催のデザインフォーラムへ。
今回は英国のデザイン大学院大学ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)の教授ジェレミー・マイヤーソン氏による「英国におけるデザインイノベーション事例」についての講演です。
英国でデザイナーやアーティスト、研究者と企業を結びつけ、デザインによるイノベーション活動を活発に実践されていらっしゃる氏の最新報告だけあって・・ユーザーが本当に求めているものをいかに抽出して形にしていくかという先端の現場での興味深い話を聞くことができました。
そしてこちらは、以前にも何度かご紹介した大石建築アトリエの大石和彦さんで進行中の I 邸です。
建替えのため、現地はすっかり更地になっていましたが・・生まれ育った思い出深い家だけに取り壊しの際にはさすがに万感の思いがこみ上げました・・と I 様。
そしていよいよ地鎮祭、今回施工をお願いするのは建築家住宅の実績も長い斉藤工務店さんです。
大手自動車メーカーでずっと開発の仕事に携わっていらっしゃった I 様。斉藤社長さんへ今回の家づくりに当たっての思いを3つの言葉で表されました。・・静かに語られるお言葉の中にこれまで「モノづくり日本」を引っ張ってこられた団塊世代の方の熱い思いが感じられ・・・私もついほろり・・。
3つの中庭(なんと1つは水庭!)のある素敵な住宅の完成予定は7月。楽しみですね。みなさん、よろしくお願いします。
そしてこちらも以前ご紹介した下関のK様。
松山さんからいよいよお待ちかねの・・3つのプランができてきました。
母屋は・・とっても素敵な純和風住宅。今回はその敷地の一画に建てられる予定ですが・・・
プランAは 母屋とはまったく別の世界を創り上げたモダンテイストのプラン
プランBは 母屋と中庭を介してひとつながりになった和テイストのプラン
そしてもうひとつは・・スキップフロアになった2階建てプラン
A案とB案、どちらもすっかり気に入ってしまったKさんご夫妻・・・すぐには結論はでませんねー。心が決まるまで・・もうしばらくお悩みください、ありがとうございました ♪
そして、昨年11月よりご相談いただいていたT様。
3人の建築家にご面談いただき、今回東京と福岡を拠点にご活躍されてる丸谷博男さんにお願いすることになり、さっそく本日、現地を見ていただくことに。
現地は現在お住まいのところから徒歩5分のご近所。現地を見ていただいた後、ご自宅へ。
初めてお会いする建築家に、ちょっと緊張気味だったお子様も・・丸谷さんのまわりをふわっと包み込むやさしい雰囲気に、いつのまにか丸谷さんを囲んで・・ご家族全員集合。
北海道から引越しをしてこられて初めての、意外と寒い九州の冬をお過ごしのみなさんのご希望は・・・あったかくて心地いい家。
本日のヒアリングをもとに・・・3週間後にはざっくりとしたラフプランを出していただくことに。知識も経験も豊富な丸谷さんだけに、いったいどんなプランができてくるのか・・T様共々期待が高まります。
本日はお寒い中をありがとうございました。